こんにちは。アローデンタルクリニック院長の澤田です。

ここ２～３か月、私はジムに通って筋トレと糖質コントロールをしています。「糖質制限」と言うと「制限＝禁止」みたいなネガティブで厳しいイメージなので「コントロール」の方が気楽で良いなあと思っています。普段使う言葉もできるだけポジティブな方が気分が良いですよね。

さて、なぜジムに行こうと思ったかと言うときっかけは脚のむくみでした。大学院の頃が一番ひどかったですが、スネが低反発枕のようになっていて本来は触るとすぐに骨があるはずの皮膚を押すと１㎝くらい沈み込み、しばらくは押した指の形のまま凹んでいて自分で見ても気持ち悪い状態でした。いや、ポジティブに言うと上質な低反発ぶりでした。

歯医者の仕事は運動量が少ないので積極的に運動しないといけないのはわかっていましたが、やはりなかなか重い腰が上がらない。いや、むしろ重いのは脚か…。

しかし！ある時、副院長の定岡が言いました。

「ジムに行ってみようかな」

おぉ！運動とは対極の世界にいる定岡が、体力づくりのために運動しようかと言っている！これは気が変わらないうちに波に乗せなくては、と思ってジムや体作りについて調べ始めました。

そして調べていくうちに「私もやりたい。やろう」。

潮の流れが変わって定岡を波に乗せられず私だけ始めてしまい、栄養指導もしてもらって糖質コントロール生活となっているわけです。

さて、前置きが長くなりましたが、糖質コントロール生活をやってみて良かったことがいくつかあります。

1.　料理をするようになった。

　料理は定岡の趣味であり、私は食べるのと片付け専門でした。自分で食べる分だけだったら適当に好きな野菜とお肉を炒めたり本当に適当に作っていましたが、料理が趣味の人に食べさせられるレベルではありませんでした。それが、毎日何かしら作っていたら味付けも複数の調味料を使うコツを覚えて、それなりに美味しいものを作れるようになりました。あとはほぼ毎日食べているキャベツの千切りが上手くなりました（笑）時々キャベツを1玉買ってきて、夜な夜な飲食店の見習いのようにひたすら千切りを作ってタッパーに保存しています。

2.　低血糖になりにくくなった。

　以前はお昼ご飯をどんなにしっかり食べても夕方には低血糖気味になり、集中力が落ちて顔が土気色になっていました。患者さんの立場だったら、顔色の悪い先生よりも元気そうな先生に診てもらいたいですよね。なので以前は「あ、顔色悪くなってきたな」と思ったらチョコレートを食べて血糖値を上げていました。

　それが、糖質を抑える代わりにタンパク質と脂質を適切に摂って、脂質をエネルギーにするサイクルに切り替わってからは、空腹感をあまり感じず、低血糖にもなりにくくなりました。

他にも、栄養について考えながら食材を選んだり調理法を考えたり、料理全般が楽しくなりました。これは本当に意外な副産物でした。いい加減若くもないのだから食生活はどうにかしないといけないけど料理や食べることに興味がなくて、毎日仕事が終わってから「今日何食べる？」という答えの期待できない質問が定岡も私も苦痛でした。しかし今は、使える食材に若干の制限があるおかげで、むしろ使えるもので何を作るか、ということを考えるのが楽しくなっています。

私は糖質コントロール中ですが、定岡は糖質・タンパク質・脂質すべてを取れるように準備しています。

ちなみに減量の方は、残念ながらこれまで誰にも「痩せた？」と指摘されたことはありません。若干のサイズダウンが自分でわかる程度です。実際さほど痩せてはいません。

元々運動は好きで、子供の頃はいつも外遊び、高校・大学は空手部でしたので、久しぶりに体を動かすのが楽しいです。そろそろ有酸素運動も取り入れて、運動習慣は続けていきたいと思います。

自分のために始めたことですが、患者さんと顔を合わせた時に元気な気持ちになってもらえるように、スタッフが安心して働けるように、クリニックの責任者として健康管理は重要だなと改めて思いました。